空々



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春風

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「 揺るがない幸せが、ただ欲しいのです
  僕はあなたにそっと言います
  言葉を一つ一つ探して
  花の名前をひとつ覚えてあなたに教えるんです

  気づいたら雨が降ってどこかへ行って消えてゆき
  手を握り確かめ合ったら
  眠ってる間くちづけして
  少しだけ灯を灯すんです
 
  シロツメ草で編んだネックレスを
  解けないように 解けないように
  溶けてなくなった氷のように花の名前をひとつ忘れて
  あなたを抱くのです

  遠く汽車の窓辺からは春風も見えるでしょう
  ここで涙が出ないのも幸せの一つなんです
  ほらまた雨が降りそうです

  帰り道バスはなぜか動かなくなってしまいました
  傘を探してあなたを探して
  遠く汽車の窓辺からは春風も見えるでしょう

  遠く汽車の窓辺からは春風も見えるでしょう         」 (くるり-春風)


告別式
向いにある栄和楼という名のつく中華料理屋
そこのおっちゃんが亡くなりました
人間が死ぬと7グラム軽くなるという話を聞いたことがあります
その7グラムが 人には大きく影響するらしい 魂云々
本当かどうかなんて 僕にはわかりません
けれども 紛れもない事実は 悲しいということ
何故こんなにも悲しいのでしょうか
おっちゃんと僕は 赤の他人です
偶然家の前に その中華料理屋があって
偶然よく通っていただけ
おっちゃんは煙草を吸いAランチを作り
僕は目の前に出されたAランチをニュースを見ながら食べていた
それだけ
それだけやのに
とても悲しく思えるのです

おっちゃんに別れを告げて
親族の方々に挨拶をした
涙は出なかったけれども
久しぶりに泣いた気がします

斎場を出ると
空は真っ青で
どこまでも深かったです

帰りの地下鉄の中では
皆悲しい顔をしていました
すれ違う人も 街も
何故だか悲しく見えました

おっちゃんに別れを告げたとき
これからもよろしくお願いしますと 付け加えておいた

明日もきっと 晴れるでしょう
写真の中のおっちゃんは
とても良い笑顔で笑ってました
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by Reo_Tokimasa | 2007-02-16 14:24


‡‡‡‡ 日常を非日常に ‡‡‡‡‡‡‡‡ 非日常を日常に‡‡‡‡
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